記念すべき50回目の記事投稿となります。
この記念すべき投稿は残念ながらマレーシアが抱える闇の部分に触れてしまった体験談となります。
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ある土曜日の夜、夕食を友人と共に食べ、帰る時の話です。
私は基本的に酒をあまり飲みません。
この日も私は酒を飲んでいないので自分の車で帰ろうとし、友人は酒を飲んでいたのでタクシーで帰ろうとしていました。
日本に比べたらタクシー料金は格安なのですが、勿体ないしそんなに遠くないこともあり
私が友人宅まで送って行くことしました。
しばらく走ると飲酒検問をやっていて、後ろめたい事もないので素直に応じました。
ただ、噂ではニセ警官もいるそうなので、少々疑っていた事も事実です。
英語でのやり取り
警察 「どこ出身だ?」
マレポ 「日本です」
警察 「飲んでるだろ?」←いきなりこの質問。
マレポ 「飲んでません」
警察 「少し飲んでるだろ?」←しつこい
マレポ 「飲んでません」
警察 「パスポート見せろ」
マレポ 「はい」
警察 「運転免許証も見せろ」
マレポ 「はい」
警察 「少し飲んでるだろ?」←本当にしつこい
マレポ 「絶対飲んでません」
警察 「アルコールチェックしてもいいのか?」
マレポ 「どうぞ」
アルコールチェッカーに息を吹きかける
警察 「アルコール出たぞ!!」
マレポ (そんなわけないでしょ)「見せて下さい」
警察 「これ見てみろ!!」
000mg / 100mg
警察 「100mg出たぞ!!」
マレポ 「イヤイヤ、ゼロでしょこれ」
警察 「ムムッ。」
…
警察 (マレー語にチェンジ) 「XXXXXXXXXXXXXXXX」
マレポ (ゲッ、何を言っているのか分からない…)
友人 (マレー語で)「彼は本当に飲んでないよ」
警察 (ゲッ、こいつマレー語分かるのか…) 「よし、行っていいぞ!!」
パスポートと免許証を受け取ってその場を去りました。
マレーシアでは飲酒運転が非常にユルく、もし検問で引っかかってもお金を渡すと見逃してもらえると聞いた事があります。
警察も小遣い稼ぎなんだとか。(絶対やってはいけません!!)
しかし真面目な警察も中にはいて、お金を渡そうとすると逆に贈収賄容疑で逮捕されるようです。そうすると飲酒運転に罪を上乗せされてしまいます。
もしかしたらこの警察も小遣い稼ぎだったかも知れません。
日本人=カモ(金払いがいい、英語、またはマレー語が分からない)と言う存在かも知れません。
私はこの国が大好きです。しかし未完成の部分もたくさんあり、その一部に触れた機会だったかもしれません。
この話を犯罪に詳しそう(?)なマレーシア人の知り合いに話して、次に同じ事が起きたらどうすればいいか聞いたところ、「日本大使館に電話するか、電話をする振りでもいいんじゃないか」とアドバイスをもらいました。
ちなみに大使館の夜間連絡先はこちらです。日本大使館は英語でEmbassy of Japanです。
飲酒運転は犯罪というのは日本もマレーシアも同じですので、酒を飲んだら絶対に運転をしてはいけません。あと、私たちはマレーシアでは外国人なのでパスポートは常に携帯を忘れずに。