日本人のほとんどが自身の宗教についてあまり考えたことはないと思います。私もこちらに来てから書類に宗教を書く時にやっと「多分仏教かな?」と意識する程度で普段は全く考えません。しかしマレーシアでは宗教が社会や生活の一部として根付いています。外務省のデータによるとマレーシア人の約6割がイスラム教徒です。なかなか日本では感じることができないイスラム教の美術館、イスラミックアートミュージアムを紹介します。
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営業時間はAM10:00~PM5:00(公式HPより)
頂いたパンフレットは~PM6:00となっていますので夕方行く方は事前に確認した方が良いかも知れません。
入場料は大人 RM14(約\360)、子供 RM7(約\180)、6歳以下無料でした。
車で行ったのですが、上のストリートビューに写っている入口の右奥に駐車場があり無料でした。
受付で入場料を支払い、エレベーターで1階に。世界中のモスクの模型が並べられています。東南アジアや中東以外の国にもモスクがあり、その国の個性を見ることができます。
イスラム教の歴史を感じることができる調度品や装飾、武器が展示されています。
ドーム型の天井は非常に鮮やかな色合いで印象的です。
美術館の最後にはギフトショップがありますので、日本の方へのお土産を買うのにも良いでしょう。
イスラム教ではあまり肌を見せることをNGとしています。特に膝から下が見える短パンや短いスカートは控えることをおすすめします(ただ、館内にはあまり気にしていない人がチラホラいました)。
そして今日5月27日はイスラム教徒にとって大事な日、ラマダンが開始となる日です。イスラム歴に従ってこの期間が決まります。今年2017年(イスラム歴1438年)は5月27日~6月25日まで。日の出前から日の入りまで飲食や喫煙、その他欲を断つことで食べ物への感謝や貧しい人への理解、イスラム教徒同士の連帯感を高め、自分自身と向き合う期間です。
聞いたところによると、イスラム教徒の方は日の出前に沢山食べて日中は耐えて日の入り後にまた沢山食べる生活を繰り返すそうです。よって日の入り前には、飲食店に向かう車で渋滞するとか。喫煙者にとってはタバコはつらいですね。そしてマレーシアは暑いので水分も取れないのはキツい…。
イスラム教徒以外の私たちはこの期間、イスラム教徒の方の前では飲食を控えるのがマナーのようです。